急性大好き症候群
「ふぎゃっ!」
引っ張られた衝動で床に倒れた。
「ふぎゃって、女子高生の言う奇声かあ?」
「なんか最近妙に聞き慣れてるような……」
顔をあげると、太一の姿があった。
「あんた、最近よく会うね」
「こっちのセリフだし。何、今機嫌悪いの?」
「床に一番に鼻ぶつけたから、鼻血が出てるんです」
「うわ、痛そ~」
「ほんとにそう思ってないでしょ」
「あは。ばれた?」
「あはって、かわいこぶってもかわいくねーよ」
「唯織さんは何をそんなにキレてるんですか?」
「…………」
裕也のこと……誰かに話したいと思っていたけど、迷惑だよね。
年下だし、なめられたくない。
「なんでもない……」
ふいっと、太一の顔から目線を逸らした。
「浮気されてるっていう、例の彼氏~?」
「うぐっ……」
なんでばれたんだっ!?
引っ張られた衝動で床に倒れた。
「ふぎゃって、女子高生の言う奇声かあ?」
「なんか最近妙に聞き慣れてるような……」
顔をあげると、太一の姿があった。
「あんた、最近よく会うね」
「こっちのセリフだし。何、今機嫌悪いの?」
「床に一番に鼻ぶつけたから、鼻血が出てるんです」
「うわ、痛そ~」
「ほんとにそう思ってないでしょ」
「あは。ばれた?」
「あはって、かわいこぶってもかわいくねーよ」
「唯織さんは何をそんなにキレてるんですか?」
「…………」
裕也のこと……誰かに話したいと思っていたけど、迷惑だよね。
年下だし、なめられたくない。
「なんでもない……」
ふいっと、太一の顔から目線を逸らした。
「浮気されてるっていう、例の彼氏~?」
「うぐっ……」
なんでばれたんだっ!?