私の彼氏は俺様です
好きだって




「1回しか言わねぇから

 よく聞けよ朔田」





朔田に念を押して。


オレのシャツを握ってる陽菜子の手も


ぎゅっと握った。





「好きだからいじめた。

 けどそれが何だよ。

 側に置いておきたかったんだから

 仕方ねぇだろ」


「………」





それを聞いて黙ってしまった朔田クン。


……何か言えや。


こっちが恥ずかしいだろ。





「井原がこんなにしゃべったとこ…

 見たことねぇっ!!」





目を見開いてオレを見てきた。


え……、なんか反応違くね?


てか注目するとこそこじゃねぇだろ。





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