私の彼氏は俺様です
そんなあたしの視線に気づいたのか
「ん?どした?」
なんて優しく声をかけてくれた。
陸の……アメとムチの比率が
あたしにはドストライクすぎるっ…。
「んな顔して何だよ」
「ううん、何でもない」
「さっきから元気ねぇけど」
「そんなことないっ!元気!」
陸が心配してくれてるっ!
それだけであたしは
自分が特別なんだって思えた。
陸の隣にいるのはあたし。
陸がどれだけモテたって
もうへこたれないんだから!
陸はあたしの彼氏なんだから!