私の彼氏は俺様です




出てきたプリを取って陸に渡す。


見るのが恥ずかしくて


すぐに財布にしまったけど


チラッと見えた、キスプリ。




…ラクガキはされてなかった。




ゲーセンを出ると、もう少し空が暗くて。





「…帰るか」


「え、もう…?」





時間が経ってしまうのは


異常に早いらしい。


こう話してる間にも


空は暗くなっていって。


結局、帰るしかないらしい。




7時間授業を心底恨む。





「送る…いくぞ」





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