私の彼氏は俺様です
帰り道。
いつも通り陸と帰る。
杏とのことでまだモヤモヤしてるけど
陸が慰めてくれたから
少しは晴れた気がする。
「微妙な天気…」
「そーだな」
うっすら晴れた空に雨雲がかかっていて
もう少ししたら
夕立でも降ってきそうな…。
今のあたしの心みたい。
いつかはこの雨雲がとれて
快晴になったらいいのにな…。
「…陸、決めた」
「何?」
「陸は時間が解決してくれる
って言ったけど…、あたしはやっぱり
杏とちゃんと話し合いたい」
このままじゃ、いけない。