私の彼氏は俺様です
陸が来てくれたことでホッとしたのは
事実だけど、でも…。
この痕が、今は怖くて、
辛くて、苦しくて…。
見たくない。
はやく、消えて…。
「ひな、おいで」
そう言ってふわりとあたしを
抱きしめてくれた。
それに今度は安心して、ホッとして。
あたしの頭がグチャグチャだ…。
「生徒と先生の恋愛は
ダメって知ってますよね」
陸の声は、低くて、キレてる声色で。
ふわりとあたしを抱きしめているのとは
正反対だ…。