私の彼氏は俺様です
「なにそれ」
ははっと笑った陸。
陸の胸に顔を埋めてるから
表情はわからないけど
きっとかっこいいんだろうな…。
どうしよう、“好き”が
止まらない…。
「よし、戻ろ」
「…ぅん」
心の中ではまだ一緒にいたいって
思ってるけど、それは単なる
あたしのワガママ。
ちゃんと授業を受けなきゃ
って思ってる良心(?)も
普通にあるわけで。
あたしは、陸の隣を歩いて
屋上を後にした。
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