私の彼氏は俺様です




「もし間宮が来なくて、

 夜一人で帰る陽菜子とか

 危なっかしくて

 見てられないから」


「だから、待ってたの……?」

「そ。呆れたフリして、

 また図書館待機」


「うぅ〜〜……、陸〜っ」




それを聞いた途端、

あたしはギュッと陸に抱きついた。

ありがとう、ありがとう……。



杏や、陸の優しさが、心に染みる…。




「…ちょ、歩道橋で抱きつくなよ」






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