私の彼氏は俺様です




「いやだっ!

 今こうしないと…後悔する…」


「大袈裟すぎだろ…」




あたしはしばらく陸を感じていた。




外で抱きついて、飽きれていた陸は

しばらくすると、

赤ちゃんをなだめるかのように

背中をポンポンと一定のリズムで

叩いてくれていた。




「てかさぁ…」


「うん…?」


「間宮、もういないけど」


「……え!?」




あたしは陸からバッと離れて、

辺りを見回した。




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