私の彼氏は俺様です
「なぁ」
ギシッとベッドがきしむ。
「俺にどうしてほしいわけ?」
仰向けの私の上にまたがって座っている、
ということだけはわかった。
涙でぼやけている視界は、
それしか把握できない。
「別れてほしいの?
そばにいてほしいの?」
そんなの、言わなくたって、
陸はわかってるはずでしょ?
さっきまで、あんなにイチャイチャして…
あたしの気持ちだって
わかってるはずだと思ってた…。
「何も言わないってことは、
そーゆー意味?」
「ち…っが…ぅ…ぅ」