マーメイ ~人魚姫の恋~
びっくりしてキースの顔をみると、彼は
「大丈夫!丁度暑かったし!もうこのまま俺も海入っちゃうから!!」
そう言って彼は海へジャンプした。
「・・・。キー・・。」
「それに!!嬉しいって言ってくれたの、嬉しかったから!」
彼は笑ってそう言うと、潜ってしまった。
「・・・。キース・・・。」
私は彼の優しさを感じつつ、素直に感謝の気持ちが出てきた。
「・・・。ありがと」
私は潜っているキースには聞こえないであろう声音で、つぶやいた。
「よしっ!」
そう言って私も、彼を追って海へと潜るのだった。