俺様王子に愛されて。


-----そこには



ソファーで寝ている結がいた…。



「…結」


すうすう



俺は結の近くにきた。


白い肌に栗色の長い髪、そして長いまつげにきれいな唇。



――そっと、髪に触れた。



「…ん。
おか…さ」



…おかさ?



「お母さん…おか…」



ツー…


結の目から涙が流れた。


< 22 / 31 >

この作品をシェア

pagetop