学園王子と平凡娘


「いきなりですが、俺と勝負してください!!」


葛西先輩は目を丸くした。


「は??君、いきなりだね!?」


「明日の放課後。いいですよね??」

「…………明日は…………」


「逃げるんですか??」


その言葉に葛西先輩は笑った。


「逃げないよ。いいよ。明日の放課後、道場で。」


部長と私は2人のやり取りを目を丸くしながら聞いていた。
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