学園王子と平凡娘
「かっこいいからとか、強いからとか…………私、分かんないもん!!!!!!!好きなんだもん!!!!!葛西先輩が好きなの!!!!!!!!!!明日の理巧との試合でもし先輩が負けても、私…………先輩のこと好きって言う気持ちは絶対変わらない。だから、理巧のものにはならないよ…………」
理巧の目がだんだん光って潤んできた。
「…………俺の方が…………ずっと長いのに…………」
「え????」
「俺の方がずっと長くお前のこと好きなのにって言ってんだよ!!!」
「………………」
―ドキンッ―