学園王子と平凡娘


間くんは驚き過ぎて話せないみたいだったから、アイドルスマイルの呪いから解けた私が場所を教えた。


………―

先輩は疲れきって床にねっころがっていた。


「か、葛西先輩!!」


私の声に葛西先輩は目を輝かせながら答えた。


「那緒ちゃん!!!!」


「お、お兄さんです………」


「な……………」


< 200 / 255 >

この作品をシェア

pagetop