学園王子と平凡娘



さっきの所からすごく離れた場所で葛西先輩が立ち止まった。


葛西先輩は、私に背を向けて立っている。


「……ごめん………」


「え????」


「こんな所までつれてきちゃって……」


「あ、大丈夫です!!!!!!」

 
「俺、陸にヤキモチ妬いちゃった」


「ヤキモチですか!?」


「うん………嫌になったよね………俺、独占欲強いんだな………」


葛西先輩がヤキモチ!?!?!?!?


私のために妬いてくれたの!?!?


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