学園王子と平凡娘


「うれしいです!!!!!!!」


「????…………俺、一人で怒って奈緒ちゃんを引っ張ってきたんだよ????」


「妬いてくれたのが嬉しいんです!!!!」


「???」


「先輩、私が間君とか陸と話してても余裕そうですし…………」


私がそう言った瞬間


………ーグイッ


と腕を引かれた。


私は、先輩に抱きしめられていた。


「奈緒ちゃんといるときの俺に余裕なんてある訳ないじゃん。」


「え???」


「頭の中奈緒ちゃんでいっぱいになるし、奈緒
ちゃんが間とか、陸と話してる時は嫉妬すごいし……………」


赤くなってそんなことを言う先輩がかわいかった。


< 244 / 255 >

この作品をシェア

pagetop