学園王子と平凡娘
「うれしいです!!!!!!!」
「????…………俺、一人で怒って奈緒ちゃんを引っ張ってきたんだよ????」
「妬いてくれたのが嬉しいんです!!!!」
「???」
「先輩、私が間君とか陸と話してても余裕そうですし…………」
私がそう言った瞬間
………ーグイッ
と腕を引かれた。
私は、先輩に抱きしめられていた。
「奈緒ちゃんといるときの俺に余裕なんてある訳ないじゃん。」
「え???」
「頭の中奈緒ちゃんでいっぱいになるし、奈緒
ちゃんが間とか、陸と話してる時は嫉妬すごいし……………」
赤くなってそんなことを言う先輩がかわいかった。