学園王子と平凡娘
「………知りません。」
私は下を向いて答えた。
「しょうがないな!!俺が教えてやる!!学園王子というのはな…この空手部に所属している、2年生の葛西光って言う人なんだ!!容姿端麗、成績上位、空手に関しては関東大会優勝だぜ??まだここにはいないけど…」
「す、すごい…………」
会ってみたい…
すごく会ってみたい………
「ま、そのうち来るだろう!!………いいか??安斎……」
「何??葛西先輩が現れたら、始めに絶対顔は見るな!!??」