純悪女!?~ドSなアイツの結婚計画~
しかも、その歳で未婚。
ポリシーがあってそれを貫いているのならいいけれど、相手がいないという理由なら……。
幸せいっぱいの新婦には、そんなこと関係ないのだろう。
さらし者にされるその人の事なんて。
桐生さんは最初からわかっていて、ブーケトスを止めるように仄めかしたけれど、無理だったのだろう。
そのくらいの事、容易に気がつく人だから。
だからって、私に嫌な役を押し付けるなんて、やっぱり最低の男。
私が、もしも見落としていたら、どうするつもりだったのよ!