純悪女!?~ドSなアイツの結婚計画~
彼の車に飛び乗って、スーパーにつくと、思った通り何もしない彼。
「桐生さんって、普段買い物しないんですか?」
「あぁ、飯は外か弁当だし、そんなに用はないしな」
「それじゃ、体壊しますよ?」
仕事の時は、常に主導権を握っている彼。でもスーパーは勝手が違うようで……。
「桐生さん、レタス取ってください」
「これか?」
「それはキャベツです!」
あはは。
何も知らない彼が、おかしくて仕方ない。
カゴいっぱいに買い物を済ませて部屋に戻ると、早速調理を始めた。
「こんなに買って、食うのか?」
「いっぱい作って冷凍しておくんです。桐生さん、チンくらいはできるでしょ?」
ほとんど空の冷凍庫を、惣菜でいっぱいにする大作戦だ。