純悪女!?~ドSなアイツの結婚計画~
「汝、安永梓は、富める時も貧しき時も、病める時も健やかなる時も、共に歩み死が二人を分かつまで、愛を誓い、夫を想い、夫のみに添うことを誓いますか?」
「はい、誓います」
ずっと着たかったドレス。
約束通りあのデザイナーさんがデザインしてくれた、この世でたった一つのドレス。
「お前が一番嫌な客だ」
そう言いながら、私のしたいようにプランを立てさせてくれた彼。
そして、スペシャリストの彼に、「いいんじゃない?」と言わせたそれは、数々の挙式を手掛けて得た、最高のご褒美。