Sexual Secret
あの日から、一週間経った。



一週間経っても、何も変わらなかった。




先生への気持ちも、私の辛さも。



そして、先生と私の関係も。




今までと変わらず、まるで何もなかったかのように。



私は先生の「担当編集者」として、ほとんどの時間、先生の家にいた。




辛い気持ちを隠しながら、先生の傍にいた。



それしか選択肢が私にはないから。





そうするしかないんだ。
< 141 / 431 >

この作品をシェア

pagetop