Sexual Secret
その言葉でさえ、私を惑わす。




本気で「やめて」と、言えなくなる。



だって、先生が好きだから。




「お前の肌白いから、黒だと肌が余計白く見える」




そんなことを耳元で囁くように言うから、呼吸がうまくできなくなる。




早く止めないと。



頭がおかしくなりそうだ。




理性が、どこかへいってしまいそう。




「だから、余計にそそられる」



そう言うと、先生は私の鎖骨あたりに顔を埋めた。




そこに感じた先生の唇が、思った以上に温かかった。

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