Sexual Secret
「ほんとにこのまま流されんの?」




先生のその一言で我に返る。



心臓が、苦しいくらいに動いてた。




やっぱり先生は、最後までするつもりも、そしてこれ以上のことをするつもりもないんだ。



だから、あえて私にそんなことを言ったんだ。




私は、言葉の変わりに首を横に振った。




先生は、意外にもあっさりと私から離れて、パソコンに向かった。




「結局は、襲われても流されるってことだな」



なんて呟きながら。
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