Sexual Secret
まるであの日のように。



頭が、割れそうなくらい痛かった。




「…先生…いますか」



「いないよ?」




いない?



だって、先生に来いって言われて来たのに。



いないはずなんてない。




「でも…」



「いないの。私があなたをここへ呼んだんだから」



頭が、ガンガンする。



彼女が何を言ってるのか、よくわからない。




「とにかく入って?」



そう言って彼女は部屋の中へ入っていく。



それに続いて、私も部屋へと足を踏み入れた。
< 181 / 431 >

この作品をシェア

pagetop