Sexual Secret
どうぞ、と言って彼女は自分の向かいの椅子に私を座らせた。



さっきから彼女は、私を見てるようだけど私は全く顔を見れない。




一向によくならない、むしろどんどん酷くなる頭痛。




「こうでもしないと、二人きりで話せないと思ってね」




二人きりで話すことなんて、何もない。




話す必要なんて、どこにもない。



早くこの状況から抜け出したかった。




「単刀直入に聞くわ。あなた、雅斗の何?」



ああ、そういうことね。



彼女は、私と先生の関係を疑ってるんだ。
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