Sexual Secret
でもこの前先生は、私はただの担当編集者だと言ってたはず。



それを信用できないってことなのだろうか。




でも、例え信用してようがしてまいが、彼女には関係ない。



だって『元カノ』なんだから。




なのにこうして関係を疑うのは、彼女がまだ先生を好きだという証拠。



忘れるから最後に抱いてほしいと言ったのは、きっと嘘だったんだ。




忘れる気なんて、きっとないんだ。




「私は…ただの担当編集者です」



そう言った声が思った以上に声が震えて、自分でも驚いた。
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