Sexual Secret
「それじゃあ雅斗の答えと同じじゃない。そんな答え、聞き飽きたわ。雅斗は何度聞いても、それしか答えなかった」





『何度聞いても』



その言葉は、彼女が先生を問い詰めたことを示していた。




彼女は、何を望んでいるんだろう。



先生からの愛を感じることは、もうできないはずなのに。




「雅斗は私に何か隠してる。…きっとあなたとの関係を」



「関係も何も、本当に私と先生はただの仕事相手なだけで…」




ただちょっと、変わった仕事内容なだけで。



いや、ただちょっと先生が変態なだけで。
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