Sexual Secret
今まで、過去の担当編集者には「誰にも言わないように」としてきたのに。



それはきっと彼女を守るためだったんだろうけど。




それでは逆に、彼女を苦しめてしまう。



そう、気付いたんだと思う。




好きでなくなっても、彼女を大切にしてたんだね。




顔に似合わず。



でも、それが先生だ。




「先生、ずっと頑張ってたんですね」



そう言うと、先生は微かに笑ってた。




でも、どこか悲しい顔にも見えた。
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