Sexual Secret
昔からそうだ。




付き合っていた頃、ケンカして、私は「会いたくない」と言った。



それなのによっくんは電話口で「会う会わないなんて関係ない。会いたいんだからドア開けて」なんて言って。




すでに私の家の前まで来ていた。



そこまでされたら会わないわけにもいかない。




よっくんは、自分のペースだけで生きてる。



悪く言えば、自分勝手だ。




それでも、昔の私はそんなよっくんが好きだったんだ。




どれだけマイペースでも、それがよっくんなんだって。
< 200 / 431 >

この作品をシェア

pagetop