Sexual Secret
フォークに刺すだけで食べられるように、一口サイズに切ったホットケーキ。



次々と先生の口へ運ばれる。




相変わらず、無言だった。




「なあ」



急に先生が喋り出すから、驚いて「はい」と返事をする声は裏返った。




「今日の下着って何色?」



………えっと、ツッコミたいことがいくつかある。




まず急に何を聞いているんだって話だ。




それと食事の感想は一体どこへ消えたのだ。




デリカシーのかけらもない。

< 21 / 431 >

この作品をシェア

pagetop