Sexual Secret
「さーん、に、いーち」



「……ぴ…ピンク…です」





答えるしかないでしょ。



答えなかったら、何をされるかわからない。




「残念」



「……ちゃんと答えました!」



「嘘つきは泥棒の始まりって、教わらなかった?」




先生は少し楽しそうにそう言って、私の手首を抑えつけていた手を片方にした。




そして空いたもう片方の手で、真っ白な私のカッターシャツのボタンを一気に引きちぎった。




本当に一瞬のことで、声も出なかった。





今日の下着の色は、黒だ。

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