Sexual Secret
「よっくん、これ...」



「俺、出版関係の会社に勤めてるって言っただろ...」




久しぶりに再会したあの日、そういえばよっくんは居酒屋でそんなことを言ってた。



まさか、出版関係って...。





「週刊誌の、編集部なんだ」



嫌な予感は、的中していた。




これがもし、本当に週刊誌に載ったとしたら。





先生は作家生命を絶たれるだろう。



担当編集者を、自分の小説の実験につかってるなんて。




よっくんの悪い書き方もプラスして、記事の内容は最悪。



よっくんがこんなことするとは思ってもみなかった。
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