Sexual Secret
賑やかな街中の、とあるビルの4階。



ここに私の勤めている編集部がある。




広いとも狭いとも言えない部屋の中は、とてもバタバタとしている。



ほとんど毎日のように先生の家にいる私にとって、この光景は久々に目にするものだった。




会社にいてもお茶くみか片付けしか仕事がなかった。





まだ私が新人だから。



締め切りを守らない先生の見張りとして、会社に用がなければ先生の家に行くようにと会社から言われていた。




働いているのに、会社に用がないというのもおかしな話だけど。

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