Sexual Secret
「...はやく、やっちゃお、荷造り」




そう言ってゆっくり布団から出る。



よくみると、組み立ててある段ボール以外にもまだたたんだ形のままのものもあった。




いくつもってきたんだろ。




「ついでにね、いらないものは捨てようとと思って...、だから段ボール、こんなにいらないよ」



「そっか、ごめん」



「このタンスの中のもの、全部段ボールにいれて?私、こっち整理するから」



「うん...」




それから多分、一時間くらいで終わってしまった荷造り。



なんか、あっけないな。
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