Sexual Secret
私が隣に座っても、お互い何を話すわけでもない。



ただ、静かな時間が流れてる。




よっくんは今、何を思ってるんだろう。





伏せ目がちに、下のほうをみてるよっくん。



よっくんは、辛いんだろうか。




この生活で、満足?


この生活が、楽しい?




よっくんは、こんな風な私を傍に置いていて、幸せなんだろうか。




「ねえ、よっくん」



「なに?」



「よっくんの幸せってなに」





その会話は言葉に似合わず、とても静かなトーンだった。
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