Sexual Secret
よっくんは、自分の幸せは、私が隣にいることだと言った。



私がよっくんを嫌いでも。




本当にそう?



このままじゃ、きっと誰も幸せになんかなれない。




私が先生を忘れない限り。



本当に幸せになんか、ならない。




よっくんには、こんな形じゃなくて、もっと別の形で幸せになってほしかった。




でも。



私が隣にいることが幸せだと言うのなら、私が先生を忘れれば、よっくんは本当に幸せになれる?





そうだ。



私が先生を想っていても、ゴールなんて、ないんだから。
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