Sexual Secret
それからの毎日は、先生のことを忘れるために、努力と言ったらおかしいけれど、とにかく忘れようとしてた。




家にいるときは、くだらない、たわいもない話をよっくんとした。




そうすれば、余計なことを考えずに済む。



これは、私にとって大変なことだった。




笑い方が、まだ、わからない。



それでも、よっくんは私の話につきあってくれた。




初めは、今までほとんど話さなかった私が急に始めて、驚いている感じもあった。



それでも、やっぱり聞き上手なよっくん。




心の整理がまだできてない私の暗いトーンでの話でも、ちゃんと相づちをして会話にしてくれた。
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