Sexual Secret
そっと寝返りを打つと、思った以上に布団が動いてしまって、先生を起こしてしまった。



まだしっかりと開いていない目、少し寝癖のついた髪。




「おはよ」



掠れた声、優しい笑顔。





ああ、だめだ。



先生を見ていると、気持ちが溢れて止まらない。




これから先、自分がどうなるかわからないのに。



先生が好きで好きで、どうしようもない。



「おはようございます」



「体調、どうだ?」



「大丈夫です...」




その代わり、久しぶりにこんなに間近で見る先生に、胸が苦しくなる。
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