Sexual Secret
「先生、大変です!」



「何だよ朝っぱらからうるさいな」



「ないんです」



「何が」



「私のヨーグルト」




先生が食べたなんて、そんなのわかってた。



この家には、私と先生しかいないんだから。


自分で食べたんじゃなければ、先生が犯人なのは確実だ。




「昨日の夜には、確かあったと思うんですけど」



昨日、仕事がはかどっていた先生は先に寝ろと言った。




私はそれに甘えて先に寝た。



きっとその後だ、先生がヨーグルトを食べたのは。
< 396 / 431 >

この作品をシェア

pagetop