Sexual Secret
「いらねえの?」



「私はアイスがほしいんです」



先生と一緒に歩きたい。




「だからこれで好きなの買ってこいよ」



「そうじゃなくて...」




先生と手を繋いで、一緒に歩きたい。




「何だよ、はっきりしないな」



「私は...」



先生と一緒に買いに行かなきゃ、意味がないのに。




「言わねえの?その続き」



目を丸くして先生を見る私。



ニヤッと笑ってる先生。




先生は、いつもいつもずるい。




きっとわかってるんだ、私が言いたいことを。


わかって、やってるんだ。
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