Sexual Secret
先生もそれは同じで、私の言葉を聞いて笑ってた。



少し離れた先で、左手を差し出す。




その意味がすぐにわかって、嬉しくて笑みが零れる。




近づいてその手をとる。



私がしたかったのは、こういうのだ。




「お前の手、あったかいな」



「先生の手が冷たすぎるんですよ」




本当は、手を繋いだことに照れて、体温が上がってたんだけど。



そんなこと言えるわけがなくて。




近くのコンビニまで、たったの5分。



それでもこの時間が、ものすごく幸せに感じられる。
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