Sexual Secret
その表情が崩れたのは一瞬のこと。




先生が、私の唇を舐めたせいで。



その行動に、私はただ口をぽかんと開けていた。




「イチゴの味する」



眉間にシワを寄せてそう言う先生。




相当イチゴ味が嫌なんだろうけど。



だったら食べたかったなんて言わなきゃいい話だし。




その前に舐めることがおかしいし。




「すぐ赤くなんのな、お前」



「し、知りません」



「これ食って冷やせよ」




なんて、先生は私の半開きの口に自分のアイスを入れ込んだ。
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