Sexual Secret
甘い、チョコレートの味。




それを味わう暇もなく、先生は私にキスをした。




お前とキスすると、それ以上したくなる


お前のキス、俺を誘ってるみてえ




最中、さっきの先生の言葉が頭をよぎって急に恥ずかしくなる。



だけど、そんなこと考えてる余裕もないくらい、苦しかった。




やっと離れた唇。



私を見る瞳。


逸らさない、逸らせない。




「お前の居場所、ここじゃだめなのかよ」



唐突な話題に、一瞬何のことかわからなかった。
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