Sexual Secret
目を逸らせない。
だからこそ、もう何も言えなくなってしまう。
「もっかい、言ってみ」
先生がそう急かすけど、私は唇をほんの少し動かすのが精一杯で。
好きと言ってほしいなんて、到底言えそうになかった。
「言わねえなら、もういい」
あっさりと先生は、そう言って私から離れてしまう。
動揺する私。
言えない自分がもどかしい。
先生は、もうパソコンに向かってしまっていた。
向けられた背中。
ギュッと、拳を握る。
だからこそ、もう何も言えなくなってしまう。
「もっかい、言ってみ」
先生がそう急かすけど、私は唇をほんの少し動かすのが精一杯で。
好きと言ってほしいなんて、到底言えそうになかった。
「言わねえなら、もういい」
あっさりと先生は、そう言って私から離れてしまう。
動揺する私。
言えない自分がもどかしい。
先生は、もうパソコンに向かってしまっていた。
向けられた背中。
ギュッと、拳を握る。