Sexual Secret
しばらくすると、先生の寝息が聞こえた。



私も本当は、眠気に襲われていたんだけど。





先生を見ていたら、寝てしまうのがもったいないように思えて。



今は、先生の寝顔を眺めてる。




意地悪な先生。



ずるい先生。



優しい先生。





全部が先生であって、その全てが、私の幸せ。




私の隣に寝ていることも、今どんな夢を見てるんだろうかと考えることも。



笑っちゃうくらいの幸せ。




「ゆう...り..」



普段名前を呼ばないくせに、寝言で呼ぶことも。



幸せなんだ、何もかも。





目を覚ましたら、抱きしめよう。



ぼんやりした頭でそう思って、先生の隣で私も眠りについた。
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