Sexual Secret
「大体何なんですか!?あんなことしてる時間あるんだったら締め切り守れって話ですよ!
ていうか、確かに私も言いすぎたけど、あそこまで言うことなくないですかー?」





気づけば、強くないお酒はどんどん進んでいて、先生の愚痴をこぼしていた。



時計は23時を指していた。




「まあまあ、落ち着いてよ」



そう言いながら、上城さんは宥めるように私の頭を撫でる。




私はというと、口を尖らせて拗ねるなんていう、柄でもないことをしていた。



完全に、ただの酔っ払いだ。

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