Sexual Secret
「先生も、上城さんみたいに優しい人だったらいいのに」



「あいつも本当はいい奴なんだ。ただちょっと、馬鹿で変態なだけで」



「その馬鹿で変態なのが…」



「なのが、何?」





馬鹿で変態なのが、何?



嫌い…じゃない、別に。




嫌だけど、先生のことは嫌いじゃない。





酔ってて頭が働かないのかな…。




今、すごく先生に会いたくなった。





「…やっぱり、何でもないです…」



「可愛いなー、悠梨ちゃんは」




冗談っぽく笑いながらそういう上城さん。

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