Sexual Secret
「か…可愛いなんて…そんなこと簡単に女の子な言っちゃだめですよ」



「あ、照れてる」



「別に照れてなんかないですー。ほらほら!上城さん、呑み足りないんじゃないですか?」




本当は、ちょっと照れてた。



だって、こんな大人なイケメンに可愛いって言われたら、普通照れるでしょ。




そんな気持ちをごまかすために、グラスに残っていたカクテルを一気に飲み干した。




「悠梨ちゃん」



「何ですか?」




ふと上城さんの顔を見る。



すごく、真剣な顔だった。

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