Sexual Secret
ドサっという音と共に、捕らえられた両手首。



そして、上を向かされた私の目の前には、無表情のまま私に馬乗りになった先生。





「お前は馬鹿なのか」



やっと開いた先生の口から出てきたのは、そんな言葉。




何のことを言われているのか、さっぱりわからない。




「先生…あの、私…」



「なんであいつと飲みになんか行ったんだ」




あいつって、上城さんのこと…だよね。




ちょっと待って、どうして先生が知ってるの?




……あ、思い出した。



先生が迎えにきてくれたこと。
< 85 / 431 >

この作品をシェア

pagetop